何よりも甘く切なく
ガタン!と大きな音がしたかと思いきや、次の瞬間には誰かに抱きつかれていた。


「泉未ーーーっ!!」


「え?ええっ!?あ、甘木先輩っ!?」


花瓶が乗った棚の影から現れたのは、今までオレとリエイの会話の中心だった甘木先輩。


「私も好きぃ~~~~っ!!」


「アララ、大胆告白だわね」


「うらやましいわぁ」


「!?烏丸先輩と仁志荻先輩!?」


意味が分からないままオレに抱きつく甘木先輩を眺めてると、烏丸先輩と仁志荻先輩まで出てきた。


え!?ちょっ、コレどういう事!?なんでこの3人がここにいるワケッ!?
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