何よりも甘く切なく
・こんな自分でも・ 《Side -Katsuomi-》
「あ、甘姫と泉未だ!!」
「いいよなぁ泉未、甘木先輩と一緒に帰れて」
「3年で5本の指に入る美少女だもんな…だけど泉未が彼氏なら、しょうがないかもな」
1学年下の2年生の男3人が、胡々愛ちゃんと沢賀君を見ながらあーだこーだ騒いでいる。
その見られている張本人2人は、仲良く手を繋いで下校中。
オレはそんな2人を校舎の壁に寄りかかりながら、遠くから見物していた。
「相変わらず、ラブラブな事で……」
ソッと左頬に手をやると、数日前の事が頭を過った。
『アンタ誓いなさい。もう2度とこの2人に何もしないって』
「いいよなぁ泉未、甘木先輩と一緒に帰れて」
「3年で5本の指に入る美少女だもんな…だけど泉未が彼氏なら、しょうがないかもな」
1学年下の2年生の男3人が、胡々愛ちゃんと沢賀君を見ながらあーだこーだ騒いでいる。
その見られている張本人2人は、仲良く手を繋いで下校中。
オレはそんな2人を校舎の壁に寄りかかりながら、遠くから見物していた。
「相変わらず、ラブラブな事で……」
ソッと左頬に手をやると、数日前の事が頭を過った。
『アンタ誓いなさい。もう2度とこの2人に何もしないって』