何よりも甘く切なく
女の子がタオルで足を拭いたのを確認した後、オレは手当てに取りかかった。


消毒してからガーゼを乗っけて、テープで止める。


弟達にいつも手当てしてるのがこんな時に役に立つなんて、と、内心苦笑いだった。


「フーーー、終わったぁ!」


弟2人に施す時より丁寧に手当てをし終わり、一息つく。

(↑怒られるぞ?長男)


救急箱に使った道具を戻していると、女の子がオレの手当てが上手い事を不思議がっていた。


なのでオレは、小学生の弟2人がしょっちゅうケガしてくる事を説明。


すると女の子は素直に納得した様子だった。
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