夢を見る
 起き出してすぐに薬缶でお湯を沸かし、熱々のコーヒーを淹れる。


 そしてテレビを付け、見ながら、ゆっくりしていた。


 追って雄哉が起きてくる。


「……おはよう」


「ああ、おはよう。……眠い?」


「うん、ちょっとね。だけど大丈夫。気付けの一杯淹れてよ」


「分かった」


 頷き、薬缶に沸かしていたお湯を使って、追加で一杯淹れた。


 そして差し出す。


「ああ、ありがとう」


 彼がカップに口を付けて、飲んだ。


 そして幾分飲み残したまま、


「洗面台借りるね」
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