夢を見る
第45章
45
日曜が終わり、また新たな一週間が始まった。
七月も下旬である。
社内に詰め、ずっとキーを叩き続けていた。
玉木が、
「主任、体調大丈夫ですか?」
と訊いてきたので、
「ええ。蒸し暑いけど、特に変わりはないわ。それに加賀美コンツェルンとの契約も切ってしまったし。当面は安全ね」
と返す。
「でもいつもお疲れでしょう?気を付けてくださいね。私も主任が無理なさってるんじゃないかって思って、心配なんですよ」
「三十代女性に無理が利くと思う?」
「まだお若いじゃないですか?」
日曜が終わり、また新たな一週間が始まった。
七月も下旬である。
社内に詰め、ずっとキーを叩き続けていた。
玉木が、
「主任、体調大丈夫ですか?」
と訊いてきたので、
「ええ。蒸し暑いけど、特に変わりはないわ。それに加賀美コンツェルンとの契約も切ってしまったし。当面は安全ね」
と返す。
「でもいつもお疲れでしょう?気を付けてくださいね。私も主任が無理なさってるんじゃないかって思って、心配なんですよ」
「三十代女性に無理が利くと思う?」
「まだお若いじゃないですか?」