夢を見る
 ずっと語り続ける。


 朝は清々しかった。


 明け方、眠りから覚めると、ベッドのシーツに汗が付いている。


 すぐに替えのシーツに取り替えた。


 そして汚れたものを洗濯する。


 彼もTシャツに短パン姿ですぐに起き出し、


「おはよう、友里」


 と言ってきた。


「ああ、おはよう。……だるい?」


「うん、いくらかね。でも二度寝は無理だな。目覚めてるし」


「じゃあ、今から朝ご飯用意するわ」


 そう言ってキッチンに立つ。


 野菜サラダやスクランブルエッグを作り、茹でたソーセージなども皿に盛り付けた。
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