夢を見る
「そう?……食事とか?」


「うーん、食事はいつも同じものが多かったりするけど、運動を欠かさないようにしようって思ってね」


「あたしもなるだけ歩かないといけないわね。慢性的に運動不足だし」


 そう言って、カレーにスプーンを入れる。


 彼も食事を取り続けた。


 夜が更けていく。


 そしてその夜、眠る前に歯を磨いた後、二人でベッドに横になる。


 それからあっという間に一週間が過ぎ、日曜になった。


 休みの間は、ゆっくりしている。


 別に気になることなど、何一つとしてなかったのだから……。


 それに夏も盛りが過ぎると、まだ蒸し暑いにしても、夜風が涼しくなる。


 お互い休み明けからまた仕事になるのだが、別に気にしてなかった。
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