夢を見る
 カフェに行き、コーヒーを飲むこともあった。


 もう通い始めて長い。


 馴染みの場所で、ゆっくりしていた。


 いつものようにコーヒーとスイーツを頼んで。


 今日は日曜で雄哉と一緒にいるから、仕事のことは放っておいたのだけれど……。


「友里」


「何?」


「今更こんなこと訊くのもなんだけど、好みの男性は年上と年下、どっちがいい?」


「あたし?あたしは年下がいいわ」


「俺ぐらいの年齢の男性は?」


「同年代ならちょうどいいわね。あたしもあなたに感情移入できてるし」


「ずっとストレス溜め込みがちだろ?週末は奔放だよね?」


「うん、まあね。あたしも部屋では下着姿なんだし」
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