夢を見る
 そして幾分生温くなったコーヒーのグラスに口を付けた後、ゆっくりとリビングへ戻ってきた。


 別にあたしも雄哉の裸は見慣れていたので、抵抗はない。


 普段シャツで覆われてないところが日焼けしていた。


「今年の夏、だいぶ焼けた?」


「ああ。紫外線が強かったからね。これから残暑になってくるけど」


「気を付けてね。外で熱中症になったりするとまずいから」


 そう言って、また彼にキスをねだる。


 お互いずっと恋人同士なのだった。


 あたしも思っている。


 雄哉もいろいろあるんだろうなと。


 そして同じベッドの上でゆっくりし続けた。


 日曜は一日中、イチャイチャし合いながら過ごす。
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