夢を見る
第56章
     56
 土曜の朝方、寝坊してしまい、起きたのが午前九時過ぎだった。


 起き出し、ベッドのシーツのよれを整えてから、キッチンへと入っていく。


 そして気付けのコーヒーを一杯淹れた。


 まだアイスコーヒーでもいいと思う。


 いくら晩夏でも暑さが若干残っているからだ。


 リビングを掃除し始める。
 

 掃除機を使って、だ。


 普段会社勤務でずっと家を空けているので、掃除する機会はない。


 ただ、休日ぐらいはしないといけなかった。


 何せ、塵や埃などが溜まっているからである。


 掃除する時は念入りにしていた。


 週末やまとまった休みの日ぐらいしかないからである。
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