夢を見る
「まあ、確かにそうですけど……」


 玉木も頷き、またパソコンに向かって、キーを叩く。


 忙しい合間でも、比較的ゆっくりしているのだった。


 何せ、仕事は重圧となって絶えずのしかかってくるからだ。


 週末ばかり、気に掛かっていた。


 そしてその週もあっという間に過ぎ去り、金曜になる。


 もうすぐ秋の彼岸で、涼しくなるのだ。


 金曜の夜は何かしらホッとできる。


 気が抜けるのだ。


 いつもは働き詰めなのだし……。


 その日、自宅に帰り着き、バッテリーが切れかかっていたスマホを充電器に差し込む。


 そして入浴し、お風呂上りにアルコールフリーの缶ビールをきっちり一缶飲んで眠った。


 ゆっくりと寝付く。
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