夢を見る
 あたしも苦しんでいるのだった。


 だけど、食事時ぐらい忘れようと思う。


 余計なことは。


 その日、ランチ店は通常通り営業していた。


 何か心が騒がしい。


 やはり季節の変わり目だからだろうか……?


 そう思ってしまう。


 あまり無理するつもりはなかった。


 考え過ぎると、きついからである。


 幾分気を抜いてやっていた。


 ずっと日々続くことだし、変化もない。


 お昼を取った後、馴染みのカフェでコーヒーを一杯飲んだ。


 特別なことがなくても、普段通り淡々とやっている。
< 427 / 815 >

この作品をシェア

pagetop