夢を見る
第68章
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 土曜の朝、ちょっと寝坊してしまって、午前九時過ぎに起き出した。


 ベッドのシーツがよれていたので、整える。


 今年の秋は秋といった感じがしない。


 急に夏日になったりするので、冬の支度がし辛い。


 だけど、薄着で過ごせるのだから、快適である。


 朝晩は長袖シャツを着て、丈の長いロングスカートを穿いているのだけれど、昼間はTシャツに短パンといった格好をしていた。


 朝方、スマホから雄哉にメールを打っていたのである。


 <今日も午後二時半頃に来てね。待ってるから。じゃあまたね>と打って送った。


 すぐに返信が来て<ああ、分かった。来るから待ってて。じゃあまた>と打ってある。


 メールを読み終わり、スマホをテーブルの上に置きっぱなしにして、キッチンで軽めの朝食を取った。


 休日の朝の一杯はなかなか行ける。
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