夢を見る
 だけど、その慣れが生じるまでに時間が掛かっていた。


 正午になってランチを食べに行くのだけれど、皆、昼間は食事休憩を取るので、あたしも別に抵抗がない。


 食事を取ってから社に戻り、また午後三時からカフェへと行く。


 その間もタブレット端末とスマホは持っているので、連絡なども随時入ってきていた。


 コーヒーを飲みながら、洋菓子を食べるのである。


 電子書籍を大量にダウンロードして、読んでいた。


 好きな作家の作品にはトコトンハマる。


 そういった状態が続いていたのだ。


 まあ、朝から仕事をして、お昼を食べた後、午後三時頃には小腹が空くのだけれど……。


 別に気にしてなかった。


 生理的現象だと思い。
 

 ちょうどその週も金曜になり、昼休み中、雄哉からスマホにメールが入ってきた。
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