夢を見る
第84章
84
土曜の夜、同じベッドに寝転がっていると、雄哉が、
「友里、今からしようよ」
と誘ってくる。
「うん。十分ムードあるしね」
掛けている音楽はクラシックだった。
常に気持ちを安定させるため、BGMは慎重に選ぶ。
なるだけ脳や体にいいものにしていた。
体を重ね合い、抱き合った後、達する。
ゆっくりと快感に上り詰めた。
あたしも三十代だったけれど、まだまだ現役である。
今、世の中、女性が若いと言うし。
自分自身、そんな女性の一人だと思っていた。
土曜の夜、同じベッドに寝転がっていると、雄哉が、
「友里、今からしようよ」
と誘ってくる。
「うん。十分ムードあるしね」
掛けている音楽はクラシックだった。
常に気持ちを安定させるため、BGMは慎重に選ぶ。
なるだけ脳や体にいいものにしていた。
体を重ね合い、抱き合った後、達する。
ゆっくりと快感に上り詰めた。
あたしも三十代だったけれど、まだまだ現役である。
今、世の中、女性が若いと言うし。
自分自身、そんな女性の一人だと思っていた。