夢を見る
 日曜の夜、彼に一言言い、別れてから部屋のベッドで眠った。


 その日の深夜、なかなか寝付けなくて、幾分興奮している。


 雄哉も多分同じだろう。


 確か彼も以前言っていた。


「夜、疲れ過ぎてると、逆に寝付けないんだよね」と。
 

 実際そうだ。


 あたしもそういったことが分かっていた。


 目を瞑ったまま、ベッドに寝転がっていると、自然と眠りに入る。


 稀に睡眠導入剤を飲むこともあったのだけれど、その日は普通に目を閉じたままでいた。


 月曜の朝、起き出し、出勤して社のフロアで仕事する。


 また新たな一週間が始まるのだ。


 まあ、別に一週間などあっという間に過ぎ去ってしまうのだけれど……。
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