夢を見る
第87章
     87
 平日は駆け足で過ぎ去っていく。


 ずっと社のフロアに詰めていた。


 年の瀬なので、何かと慌しい。


 気を付けていた。


 トラブルなどに巻き込まれないように。


 昼は普通にランチ店に行き、午後三時からの休憩時間にカフェに行くのだ。


 忙しかった。


 いろいろとあるのだし……。


 ずっとパソコンのキーを叩き続ける。


 タブレット端末はあくまで読書用だ。


 仕事に使うことはない。


 それに使えないのである。
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