夢を見る
「分かった。今淹れてあげる」


 そう言って、キッチンへ入っていく。


 そして冷たいコーヒーを一杯淹れるため、ぬるま湯を沸かした。


 カップにインスタントコーヒーの粉末を入れ、上からカップに半分ほど注ぎ足し、残りを冷蔵庫のミネラルウオーターで割る。


 なぜかしら、アイスコーヒーの方がいいのだ。


 あたしも同じようにアイスで一杯淹れ、カップに口を付けた。


 休日中はベッドの上にいると、転寝したりする。


「友里、眠たい?」


「うん。ちょっとね」


「目を覚まさせてあげようか?」


「何するの?」


「エッチなこと」
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