夢を見る
 そんなことを感じながら、外気を吸い続けていた。


 別に気にしてない。


 まあ、明日から通常通り仕事だと思うと、胃が痛んだりはするのだけれど……。


 今年一年はあまり攻めずに守りに入ろうと思っていた。


 仕事面では充実するにしても、その分、疲労が溜まってしまうからだ。


 そんなことを考えながら、正月休みの最後の夜を過ごしていた。


 いつの間にか、騒いでいた若者たちがいなくなり、またシーンと静まり返る。


 明け方までベッドの上で眠っていた。


 彼がいなくなると寂しい。


 だけど、お互い家が近いから、会おうと思えばいつでも会える。


 そんなことを考えながら、時を送っていた。


 現実からは目を背けられない。


 たとえ、それがきついものであったにしても、だ。
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