夢を見る
 そう感じているのだった。


 人間はやはり話し相手が必要だと思う。


 結婚するにしても、独身であったにしても。


 特にあたしのようにずっとパソコンに向かっていれば、きつい。


 体が重たいのである。


 何かと。


 ただ、ふっと思うと、今まで経験してきたことが全部バックボーンになっている。


 今の状況も決して悲観することはないのだ。


 むしろ希望が待っているとすら思える。


 だから、疲れた時は休む。


 決して無理せずに。


 そして仕事をこなしていると、やがて週末がやってきた。


 金曜の夜、彼のスマホにメールを打つ。
< 638 / 815 >

この作品をシェア

pagetop