夢を見る
第95章
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 月曜の朝からパソコンのある自分のデスクに座り、キーを叩き続けた。


 ゆっくりする間もなく、時が流れていく。


 あたしも思うのだ。


 タイヤがパンクでもするかのように、延々と仕事が続いているのを。


 ずっと働き詰めだった。


 だけど、企画書を打つのが業務だからどうしようもない。


 合間にコーヒーを淹れて飲むため、フロア隅のコーヒーメーカーへと行く。


 眠気は差す。


 一月半ばで寒い日もあるのだけれど、基本的に早春である。


 春のような陽気はないにしても、冷え過ぎることもなかった。


 思うのだ。


 冬などあっという間に終わってしまい、すぐに春がやってくると。 
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