夢を見る
 人間だから過労やストレスなども感じる。


 その日、いったんフロアを出て、街のカフェへ向かう。


 タブレット型のパソコンと、連絡用のスマホを持って、だ。


 店内へと入り、アイスコーヒーを飲みながら、ゆっくりする。


 あたしもバカじゃなかった。


 外出先でも仕事の準備はちゃんと整えているのである。


 ずっとタブレット型のパソコンを見つめながら、画面にタッチして、見つめていた。


 新しいIT機器が出てきても、そのぐらいの使い方は出来るのだ。


 慣れるまでに時間が掛かるにしろ。


 ずっとカフェで冷たいコーヒーを飲みながら、寛ぎ続ける。


 別に気にすることはないと思う。


 今は仕事がはかどらないから、こうやって現実逃避しているだけである。


 あたしもそういったことをせざるを得ない年齢に来ているのだった。
< 68 / 815 >

この作品をシェア

pagetop