夢を見る
「そうもいかないんですよね。主任の上にいらっしゃる瀬岡課長が、ずっと我々を見張っておられますから」
「まあ、課長のことはどうでもいいじゃない。別にあたしたちのフロアで怠けてる人間なんて一人もいないんだから」
「そうですよね。課長は一応お目付け役ですが」
玉木がそう言って、笑う。
この部下もしっかりしているのだ。
金銭感覚などが、である。
あたしも思っていた。
ここまでしっかり節約できている人間はいないだろうと。
それに残業時、ちゃんと皆の分の夕食を出前で取ってくれている。
あたしもたくさんの会社を渡り歩いたわけじゃないのだけれど、よくいるのは無責任な人間だ。
自分のやっていることに責任を持てない輩である。
「まあ、課長のことはどうでもいいじゃない。別にあたしたちのフロアで怠けてる人間なんて一人もいないんだから」
「そうですよね。課長は一応お目付け役ですが」
玉木がそう言って、笑う。
この部下もしっかりしているのだ。
金銭感覚などが、である。
あたしも思っていた。
ここまでしっかり節約できている人間はいないだろうと。
それに残業時、ちゃんと皆の分の夕食を出前で取ってくれている。
あたしもたくさんの会社を渡り歩いたわけじゃないのだけれど、よくいるのは無責任な人間だ。
自分のやっていることに責任を持てない輩である。