夢を見る
 気持ちを落ち着かせて。


 二時間ドラマを丸々一本見終わり、昼になって、あたしの方がキッチンに立つ。


 そして自炊する。


 冷蔵庫に残っていたものでチャーハンを二皿作った。


 出来上がった料理を雄哉に差し出す。


「美味そうだね」


 彼がそう言ってスプーンで突き、食べ始めた。


 ゆっくりと、だ。


 いつもは味付けの濃い外食ばかりしているみたいだから、尚更手料理がよかった。


 雄哉が食べ続ける。


 食べ終わった後、淹れ直していたコーヒーのカップに口を付け、飲んだ。
 

 食後、ゆっくりし続ける。


 残さずに食べ終わり、流しで食器を洗って、片付けをした。
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