夢を見る
 その日の午後九時過ぎに玄関先で別れ、彼は自宅へと戻っていった。


 あたしも明日からの仕事に備え、午後十一時過ぎには眠ったのである。


 そして翌朝、午前七時過ぎに起き出した。


 また新たな一週間の始まりである。


 お互いいろいろ抱えているのが事実だった。


 だけど、人間だから誰でもそうだ。


 あたしも思う。


 このぐらいの年代で、いろんなことを知っておくのはいいと。


 まあ、三十代半ばの女性というのは、まだまだ若いのだけれど……。




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