夢を見る
 でも、存在を尊重し合えているという点に関しては、理想的なカップルだと思えたのである。


 気になることはもちろんあるのだけれど……。


 気にし過ぎてもしょうがないし……。


 雄哉が言った。


「今日も一日、楽しく過ごそうな」


「ええ」


 頷き、キッチンで朝食を作り始める。


 トーストを焼き、ソーセージと卵でスクランブルエッグを作って、野菜サラダも添えた。


 そして一緒にテーブルを囲む。


 休日の朝のいつもの光景だ。


 いろいろと喋りながら、食卓を囲む。


 ゆっくりと食べ続けながら、満足していた。
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