夢を見る
 思っていた。


 運転しながらも、渋滞に巻き込まれ、待たされる時間が物憂いなと。


 ハンドルを握りながら、走らせた。


 何か目の前に掛かっていた霧が晴れていくような気がしている。


 普段、気にも留めてないことを感じていた。


 あたしもいろんな意味で、仕事が手に付かないこともあるのだ。


 余計な気の回し方をしているようなところもある。


 だけど、人生は自分の思った通りになると、改めて感じていた。


 ずっとそんなことを考え続けている。


 もちろん、合間でもゆっくりする時間が欲しいと思った。


 だから、金曜の夜もテレビを見たり、本を読んだりする時間を確保している。


 別に気にしてない。


 明日は雄哉が来るので。
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