夢を見る
 と言う。


「ああ」


 雄哉が頷き、淹れていたアイスコーヒーのグラスに口を付け、食事を取り始める。


 あたしも普段朝はトーストとコーヒーぐらいしか食べないので、こういった休みの時はしっかり栄養を取っていた。


 あっという間に日曜が終わってしまうことも分かっていて。


 平日はずっと仕事漬けなのだし……。


 その日も揃ってゆっくり過ごした。


 平日になると、また何かと忙しいので。


 四月も第一週が終わり、第二週目である。


 明日からまた仕事だ。


 だけど平気だった。


 一週間後はまたこうやって彼と一緒に過ごせると思っていたので……。
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