サプリメントの誘惑【TABOO】
という、話の流れだ。
彼の車に乗って、居酒屋へ到着。
「里見先輩、今日は飲んでくださいよ。僕の運転ですから」
「じゃあ、ヒアルロンサン入りのカシスピーチ。メインは、コーラーゲンボール入りの鍋にしよう」
後輩に、彼氏の話をするのも何だが、酔いのせいで話が弾んだ。
「里見先輩、飲みすぎっすよ。さっ、肩に腕を回してください」
どうにか、車に乗り込んだ。
「あっ~、高槻ぃ~、家のコラーゲンのサプリがもう切れちゃったんだぁ~。コンビニ寄ってよ」
高槻は、珍しく無言で車を進めた。

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