腐女子な漫画家に溺愛されチュウ!?
今日は用事があるとか言って山口には逃げられた。
そして今、メイド服に腕を通している所。
初めて着たけど、意外にしっかりしていてクオリティーが高かった。
そして、カーテンを開けて岩動サンに見せる。
「んひゃひゃ☆素晴らしいぜ☆」
と、満面の笑みを浮かべてどうやらご満悦。
本当、なんでこんな事になったんだよ!!
死に場所を求めた結果こうデスか!?
『男』としての死か!!??
そして、俺をまじまじと見た後、岩動サンの表情から笑顔が消え、真剣なモノになった。
何かあったか、と聞こうとしたがその前に岩動が口を開いた。
「なぁ、名前なんだったっけ??」
そう、聞かれた。
何かわからず普通に答えた。
「あ??紅善哉だけど??」
そう言ったら、何か表情を変えるワケでもなく、短くじゃあ…と言った。
「善哉、付き合ってくれない??」