腐女子な漫画家に溺愛されチュウ!?
1−1
小3の頃。
俺は、ある子を好きになったのだ。
その子の名前は桃色いろは(モモシキイロハ)。
いつも教室で一人ぼっちで本を読んでいた。
成績優秀、容姿端麗。
当然、皆からモテたけど誰一人桃色とは話さなかった。
何を話しても相槌で終わるし、常に本を読んでいて何だか近寄りがたかったからだ。
多分、『高嶺の花』という存在がさらに男子達のウケがよかったのだろう。
そんな、桃色に俺は恋をした。