腐女子な漫画家に溺愛されチュウ!?
放課後。
俺達は、いつもの教室に居た。
いつものように、俺はセーラー服を着て、ほたるは真剣にそれを見て絵を書いている。
いつもと、なんら変わりないけど。
着実に、あるイベントが近づいていた。
それは誰もが楽しい文化祭。
実際、この高校は行事系が大好きな高校だった。
文化祭は、来月。
今は静かに、真剣に絵を書いているほたるだが内心ウッキウキのワッキワキ。
だから…。
「できたァ!!」
「ん、どんなんだ??」
完成した絵を見てみると。
テーマはやはり文化祭。
幼なじみの男同士が居て、男女逆転カフェをやる事になって…。
セーラー服を着ている受けの男にムラムラッときた攻めの男に……。
と、今回も生々しい内容。
受けの男、俺ソックリにすんのいい加減やめてくんねぇかな??
マジで、いや、マジで。
「文化祭…今からウッキウキのワッキワキだぜ☆」
うん、それ俺が一回言ったからね。
いったい、今回の文化祭はどんな事になるのか…。
不安の中に、楽しみがあった。