腐女子な漫画家に溺愛されチュウ!?



だけど告白なんてしなかった。

怖かったから。


フラれるのもそうだし、その後の冷やかしも怖かった。


でも、俺はついに決心したのだ。

告白、すると。


しかし俺は桃色ファンクラブならぬモノに入っていたのだ。

入部条件は容易い。


ただ、桃色が好きだったらいいだけなのだ。

俺達の学年はもちろん、上の学年で入っているヤツさえ居た。


そして、ある掟があった。

『ぬけがけとかぜってーすんなよな!!』


この掟が決まったのは、6年が修学旅行に行った後の事だった。

しまった、俺は告白するタイミングを間違えてしまったのだ。


告白したのはその掟ができた後だった。




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