腐女子な漫画家に溺愛されチュウ!?




「このクラスの出し物、何にするッスかぁ??紅サンー」

一人のクラスメートが、俺に話し掛ける。


また、何も考えてなかったから。

「ん〜そうだなァ、俺は「私はコスプレカフェがいいぜ☆」


「え、何俺が喋ろうとしたのに遮ってんの??」

「あら、お兄さんだぁれ??」


俺が半ギレで言ってもこうやってサラリとかわされる。

あぁ、もう…まったくつかめねぇ!!!


俺らがこうやって喋るだけで。

「あぁ、夫婦プレーだ」

「熟年夫婦ッスね」


とか言ってくる。

夫婦とかなんなの!?


俺まだ結婚できませんけど!?

まぁ、いいけど…。

多分、自分で言うのもアレだが同い年、年下はもちろん年上まで恐れられた俺。


そんな俺の領域にズカズカ入り込んで来るほたるが珍しくて騒いでいるのだろう。

それと、本気で俺が照れてる所もさぞかし面白いんだろう。


ほたるが来る前までは、いつ俺が軟弱高校のトップの立場狙われているか分かったモンじゃなかった。

ほたるが来てからは。

確実に俺に笑顔が生まれたし、優しさや、色んな感情を芽生えた。


最近志村動物園でも泣けるようになったし。

そして、何よりまた人を好きになった。



そんな俺に、笑顔をかけてくれる奴らも増えていった。


こんなん、俺に似合ってるか??



幸せ過ぎじゃねぇの??



俺。





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