腐女子な漫画家に溺愛されチュウ!?
「んひゃひゃ☆幸せッ☆」
ズラリとコスプレの服が右に左にズラリと並んでいた。
本当に嬉しそうに服を物色する姿に、思わず口が緩む。
あぁ、かわいいなぁ。
そんな思いだけが、俺の心を満たしていった。
モノと場所は違えど、さながら彼女の洋服の買い物に付き合う彼氏のよう。
そう思ったらまた俺の心はどんどん満たされてゆく。
なんだ、このループ!!
幸せループだと!?
愛と幸せに溺れそうだァッ!!!!!!
「何一人で頭抱えてンだ??これ、どうだ??」
ほたるが、チャイナ服を持ちながら悶える俺にキョトン、と見つめる。
まるで仔犬!!!!
あぁぁぁぁあ!!!!!!
心臓持たねぇッ!!!!!!
病院行くか!?
つーか心臓煩いッドン・キホーテのテーマ曲煩いッ!!!!!
ほたるの声聞こえないだろ!!!!!
「あぁ…イイんじゃねーの??」
そう、頭を撫でてやると幸せそうに微笑んだ。
俺も、微笑んだ。