腐女子な漫画家に溺愛されチュウ!?
俺の親父、春先(ハルサキ)
よく笑っていて誰とも気兼ねなく話せる性格。
だからほたるもさっそく馴染んでいた。
そして、ハゲ。
ハゲという事を除いたらいい人。
俺の兄貴、正哉(マサヤ)。
25歳の社会人。
株をやっていて、成功している。
親父もそうだが、髪の毛が遺伝したのか紫がかった黒色。
だから将来ハゲると言われている。
柿ピーが大好物。
俺の妹、藍(アイ)。
15歳の中3。
童顔で彼氏もとっかえひっかえ。
髪は現在赤色。
美術系の専門学校に推薦されたから将来は有望(らしい)。
…と、ほたるにある程度説明をした。
すると、ほたるは満面の笑みで。
「私は岩動ほたるです。よろしくお願いしますね☆」
そしてぺこりとお辞儀した。
「あー、それと、ほたるは現役漫画家なんだぞ」
そう言って1番反応したのは藍。
「本当っ!?今度見せてね!!」
藍はものすごいスピードでほたるの両手を握って笑顔を綻ばせた。
ほたるは一瞬固まった後、また満面の笑みをして、うん、と返事をした。
それを横で見ていてかわいいなぁなんて思って見ていると。
後ろで啜り泣く音が聞こえたと思って振り向いたら。
親父と兄貴がハンカチを持って泣いていた。
「いぃ話なんだなぁ」
「人間だもの」
「黙れッッッッ!!!!!!」