完璧な先輩の秘密☆【完】
「うん。俺、あの先輩に負けないからね」




そう意気込んで千晃君は行ってしまった。





あたしは心の中で思う。





いやいや、千晃君には先輩は絶対負けないもんね。





その時





「ねぇねぇ!君屋上に居た女の子だよね!?」





目の前に現れたのは屋上の時に思いっきり叫んでいた可愛らしい先輩だった。





あっ、あの時の先輩だ。





「こ、こんにちは」




あたしがそう言うと





「貴方、あのうちのクラスの有名な杉本智也君と付き合ってるんだね」




先輩はそう言った。




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