完璧な先輩の秘密☆【完】
第五章

ケンカ

「椎名ちゃんあいつに何かされてない?」





智也先輩が心配そうに言った。





あいつとは多分千晃君の事だと思う。





体育大会で千晃君があたしが好きだと告白してからいつもこんな感じだ。





「何もされてないですよ」





あたしがそう言うとホッとした表情を先輩がした。






「なら良かった」





そんなに心配なのかな。





「そんな心配しなくても大丈夫ですよ」





あたしがそう言うと





「なら良いけど…」




不安の残る声で言った。




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