完璧な先輩の秘密☆【完】
「先輩、付き合ってるフリでも周りから見たら二股ですよ」





あたしがそう言うと急に焦り出した。





「た、確かに」





確かにじゃないでしょ?





もう、もういい。





「先輩、あたしたち少し距離をおきませんか?周りには別れた事にすれば問題は解決ですし」





なんとでもなれ。





あたしが先輩に言うと




「俺は椎名ちゃんしか好きになれない。信じてよ」




信じてよ?




そんなの無理だよ。





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