完璧な先輩の秘密☆【完】
て何先輩の事を考えてんのよ、あたし!





今一緒にいるのは千晃君じゃん!




あぁー、もう!





そんなことを考えてカフェの前を通っていたら、





「えっ?」





先輩らしき人を発見してしまった。






「えっ?どうしたの?」





「あそこにいるの、智也先輩だよね?」





楽しいそうに笑っている先輩が見えた。





「ほんとだ。でも話してる感じから誰かと一緒にいる感じだよね?」





確かに。





でも、死角になっていて相手までは見えなかった。





「あのさ、この店入っていい?」





あたしがそう言うと




「別にいいけど…」





そう言ってくれたのであたしは千晃君を連れて中へ入った。






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