完璧な先輩の秘密☆【完】
あたしがそう言うと




「そんな事言われると諦められなくなっちゃうじゃん」




少し顔を赤くしながらそっぽを向いて言った。




えっ?





あたしもつられて赤くなるのが分かる。






「まぁ、頼もうか」





赤い顔を隠すように千晃君が呼び出し鈴を押しながら言った。





ピーンポン♪




軽やかなチャイムが店内に響き渡った。





と、その時





「あたしね、まだ智也が好きなの」





柱の向こうからゆゆか先輩の声が聞こえてきた。






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