完璧な先輩の秘密☆【完】
こうしてあたしは先輩とゆゆか先輩との会話を盗み聞きしながらゆっくりカフェラテを飲み終わった。




「じゃぁ、そろそろ行こっか」





その声とともに先輩たちが立ち上がる音がした。





あたしはバレないようにこそこそしていた。





「帰るみたいだね」




千晃君が先輩たちの方を見ながら言った。






「そうみたいだね」




あたしも相づちする。




そして先輩たちが行ったあとにあたしたちの近くに座っていた1人の男が立ち上がった。





あいつか!




ゆゆか先輩の追っかけヤローは!





あたしはそいつが会計を済ませたあとに席を立った。





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