【完】運命的な許嫁
「心音!!!」
聖くんがいきなり
大声で私の名前を
呼んだ。
振り返ってみると
聖くんの手に
映画のチケットが握られていた……
「映画見に行かない?
あっ…用事あったらいいよ?
俺一人で見に行くし。」
一瞬…風牙くんの事
思い出したけど……
私は聖くんの誘いを
「OK」した……。
「じぁ…今度の日曜日
〇〇公園に1時でいい?」
「うん…」
スゴく嬉しそうに…
子供みたいに笑う聖くんに
少しだけ罪悪感を感じる…
ゴメンね…聖くん…
もうどうしたらいいか
分かんないんだ…
と心の中で謝る…