【完】運命的な許嫁
17■懐かしさ□風牙side
風牙side□■□■□■□■□■
俺たちは今、水族館に
無事着いた。
「わぁぁぁあ。
ペンギンだぁ!
外にペンギン居るよ風牙くん。」
「あぁ、分かったから
落ち着け、久穏。」
今日は、9月の半ばだってのに
すげぇ、暑い。
それにしても、、、、
今日の久穏の格好は
やばい…/////
ワンピースとか、
しかも、ミニ。
やっべーな。
誰にも見せたくねぇ!
こんな可愛い姿。
なんか、通りすがる男
皆が久穏のスカートを
見てるみたいでイラつくなぁ。
「きゃぁあ。見てみて
風牙くん。イルカだよー。」
「可愛いな。イルカ。」
「うん!
あっ、1時間後にね。
イルカショーがあるみたいなん
だけど見ていいかな?」
「おう!」
「やったー!!!」
そう言って、水槽の青い
キラキラした光に包まれて
無邪気に笑ってる久穏の
笑顔は遠い昔に見たような
何だか懐かしいような
そんな気がした。