【完】運命的な許嫁
俺たちは今は、
電車の中なんだけど……
なんなんだよこれは。
電車の中はすげぇ毎員で
暑苦しい。
俺は、身長175はあるから
なんとか、我慢出来るけど
久穏は、大丈夫か。
ちっさいし。
「久穏。大丈夫か?」
そう、聞くと
「や、やだ。」
と、後ろを気にしながら
泣きそうになっていた。
後ろを見てみると、
50代後半ぐらいの
おっさんが久穏の
お尻に手を伸ばして
撫で回していた。
それを見た瞬間、
全身の毛が逆立ったんじゃないか
ってくらい怒りでいっぱいになった。
おっさんのその行為を
辞めさせようと
手を伸ばすが
なんせ、この毎員電車の
せいでうまく届かない。
あー!!
くっそ!!
届けよ!