【完】運命的な許嫁
竜稀と有紗は
俺たちがいつもと
違う事がわかったのか
2人で目を合わせて
首をかしげている。
「何かあったか?」
「「…………」」
二人して黙る俺たちに
有紗は
「私達、そこら辺の河原
散歩してくるから
仲直りしてよね。
せっかくの花火が
台無しじゃない。」
すると、竜稀がキョトン顔で、
「ェ?散歩?俺は
行かねぇ。有紗1人で
行ってきたら?」
「は!?何言ってんの?
いいから来て!!」
と言って襟首を
掴まれて暗闇の中に
消えた。