【完】運命的な許嫁
「いやいや。違うから。
てか、三月は?」
竜稀は何だかんだ話を
あっち系に持っていきたがる。
昔から………
だから、適当に返事をして
話を変える。
「あー。有紗なら、こん中。」
そう言って竜稀は俺達が
居た教室の、隣の
部屋の準備室Bを指さしながら
答えた……。
「有紗ー?大丈夫かぁー?」
「は!?大丈夫じゃないわよ!」
「はいはい。
いーから早く鍵開けろ。」
俺と久隠は状況を掴めず。
ただ、立ち尽くしていた。