【完】運命的な許嫁





それから、俺達は教室に
戻り、後1時間程で始まる
学園祭の準備を終えた。








「あー。疲れた。」




教室は見事にホストクラブに
なり、後は客の呼び寄せだけに
なった。




てか、皆気合い入ってんな。




まー、俺は気楽にやるか
昼から休みだし。





「風ー牙!ホストクラブ楽しみだな!
今日の朝みたいな女子の
大群は嫌だけどさ?」






「は?ムリムリ。
久隠以外の女子は
ほんとに無理。」





前よりはマシになったけど
極力女子とは話したくもない。



まー、こんなんじゃ
ダメなんだけどな………




すると、


「客の呼び込み行ってこい!」






担任の先生が言ったので


俺達は外に行った。





三月と久隠は今日は
午後からしか仕事がないから
ぶらぶら校内を見てくるらしい。





呼び込みとかめんどくさい。




皆は大声を出して




「1-3、ホストクラブ
是非来てください!!」




とか、言ってるけど、



俺は眠さとめんどくささで
ただただトボトボと
歩いているだけだった。







< 214 / 352 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop