【完】運命的な許嫁
24◇好きです…ご主人様◆心音side
心音side◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
風牙くん。私がおはよーって
言ったら顔真っ赤にして、
固まってる……
眠いのかな?あくびしてたしね。
「風牙くーん?おーはーよー。」
もう一度言ってみる。
すると、
「おはよ。久隠。ちょっと来て。」
そう言って私の腕を掴み
人が少ない階段の裏に
連れていかれた。
「どーしたの?風牙くん。」
「どーしたの?じゃねーよ。」
「怒ってるの?」
私、何かしたかな?
どーしよ……
改めて風牙くんの顔を見てみると
物凄く怒ってる。
「……怒ってない。」
「怒ってるよ。」
なんで?
なんで怒ってるの?
分かんない、、、、