【完】運命的な許嫁
「は?俺は当然久隠に
1番会いたかった。」
サラリと竜稀に向かって言った。
そう言った瞬間竜稀は
久隠をキッッッと睨み
「心音ちゃん!風牙をとったわね!」
少し声を裏返し
オカマみたいに
言う竜稀。
「本当にあんたっていつまで
たってもバカだよねー。笑」
有紗が呆れた顔で呟いた。
「なんだと。有紗!」
久隠はもう我慢出来ないと
言わんばかりに笑い出した。
「ふふふ…あははは!」
それに釣られて
今まで睨み合っていた
有紗と竜稀も笑い出す。
1年間俺が眠ってたとは
思えないほどにみんなが
みんないつも通りで安心した。